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アニメ・シアター
悟空がベビーを倒してから１００年の歳月が流れた。あのころの仲間はもういない
、ただ一人をのぞいては・・・。
１００才を越えてなお元気なパンは、悟空おじいちゃんの血を引く少年とふたりで
暮らしていた。彼の名前も「悟空」、おじいちゃんそっくりなので、パンが命名したのだが、悟空Ｊｒ．は優しいけれど気弱な少年だった。
ガキ大将のパックたちに苛められ、すごすごと引き下がって来た悟空Ｊｒ．に、本当の強さとは何なのか諭そうとするパンだったが、話の途中で倒れてしまう。
病院に運ばれたパンを心配する悟空Ｊｒ．は、以前彼女が話してくれたドラゴンボールの事を思い出す。パオズ山のかつての悟空おじいちゃんの家にあるというドラゴンボール、それに願えばパンばあちゃんの病気は治るかもしれない。そう思い立った悟空Ｊｒ、は勇気を出して、ひとりパオズ山に向かい旅立つのだった。しかし、今のパオズ山には、恐ろしい化け物が巣くってるという・・・
途中、意外にも悟空Ｊｒ．に同行すると言うパックを伴って、冒険の旅は続く。
ふたりは、オオカミに襲われたところを優しそうな美女に助けられた。が、彼女こそ、山姥のように人を喰うパオズ山の魔物、マンバだった。危うくマンバのもとから逃れたが、逃げ道の吊り橋から落ちそうになった悟空Ｊｒ．を助けようとしたパックは、谷底に落ちてしまう。
自分が臆病だった為に友だちを死なせたと、後悔する悟空Ｊｒ．。しかし、メソメソしてはいられない。
マンバの仲間、カエルの様な怪物ゲットーから子熊を救ったことから、熊親子と共に、再びマンバとその仲間のニワトリの化け物ラッカルに追われる事に・・・。そして、パオズ山の主だという妖魔王まで現れて、窮地に立った悟空Ｊｒ．は、「もうだれも傷つけさせない！」と誓った時、超サイヤ人へと覚醒した。しかし、妖魔王を倒して気を失った悟空Ｊｒ．には、超サイヤ人になった自覚はなかった。
悟空おじいちゃんの家に辿り着き、四星球を見つけて願いを伝えようとするが、何も起きない・・・。その時、
「ドラゴンボールは７つ集めねぇとだめなんだ、パンからきかなかったんか？」
話かけてくれたのは、悟空おじいちゃんだ。そこへ、元気になったパンが、無事だったパックを連れて迎えに来た。ドラゴンボールが願いを叶えてくれたんだ、と思う悟空Ｊｒ．に、
「みんなおめえの勇気のおかげだ！ がんばれよ」
と励ます声が・・・、しかしそこに、悟空おじいちゃんの姿はなかった。
こうして、悟空Ｊｒ．のドラゴンボール探しの短い旅は終わった。
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