「まんがの日」を創設を記念、アシモ、ゴンら４組に大賞
　今年から創設された「まんがの日」（11月3日）を記念し、漫画が描く夢や感動を現実化して活躍中の四組に「まんがの日」大賞が31日、贈られた。

　初の大賞に選ばれたのは、二足歩行ロボット「アシモ」のホンダ開発チーム、サッカーワールドカップ（Ｗ杯）に連続出場の中山雅史選手（35）、数々の野球漫画の舞台になった甲子園球場（兵庫県西宮市）、つんくさん（34）プロデュースの企画「ハロー！プロジェクト」の4組。

　「鉄腕アトム」以来、人間型ロボットは、漫画が描く夢の象徴。都内のホテルでの授賞式に現れたアシモは、スムーズな動きでおじぎや万歳。中山選手の代理で出席した“ゴン父”中山儀助さん（70）は「サッカー漫画のヒーローのように点を取り続けたい」とメッセージを代読した。

　甲子園に飾られる予定の記念盾は、「ドカベン」の作者、水島新司さん（63）から揚塩健治・球場長（42）の手に。ハロプロからは、元「モーニング娘。」の中沢裕子さん（29）と、モー娘の妹分「ハロプロキッズ」の小学生アイドル5人が出席した。

　「まんがの日」は、日本漫画家協会と出版5社が、漫画文化の振興のため創設。「まんがの日」制定委員長の、やなせたかしさん（83）は「よい漫画本をプレゼントし合う習慣の日にしたい」とアピールした。〔共同〕